ちょっと待って!今の決断

自分を見つめ直す大切さ

自分は看護師には向いていないと感じて、辞める決断をする人も少なくありません。しかし、本当に向いていないのかどうかを一度冷静になって考えてみることが大切です。
向き不向きの問題で辞めることを悩んだ場合には、決断する前に行っておくべきことが自分を見つめ直すことだと思います。自分が看護師に向いていないと感じている人の多くは、完璧な仕事をこなすことに執着している傾向があるのが現状のようです。確かに、医療や介護の現場でミスが許されない仕事に携わっているものの、人は誰もがミスをしても仕方がないのは確かであり、些細なミスはあってしかるべきという考え方を持っていなければ働いていくことは難しいことでしょう。
同じミスは繰り返さないという意識を持って、ずっと働いていれば自然にミスは減っていくと思います。まだ経験の浅いうちから、自分に適性がないからミスをしていると考えてしまうのは思い違いなのです。完璧を求めるのは悪いことではありませんが、我慢して働き続けていれば克服できるものが多いと思います。
特に、まだ働き始めて何年も経っていないのに適性がないと考えているのであれば、自分が高望みをしすぎてしまっているのではないかと考えることも大切です。完璧な人間はいないという考えを持ってもう一度考え直してみると、辞めるほどのことではないと思い直せることも多いことでしょう。自分を見つめ直してみるのは、適性を疑ってしまった看護師にとって重要なことであり、辞表を出す前にまずは行ってみるべきことなのです。