ちょっと待って!今の決断

同僚に相談してみよう

職場での生活が辛くなってしまい、我慢できずに仕事を辞めることは看護師によくあることでしょう。人間関係や勤務時間、仕事の内容や家庭の事情など、様々な理由があって辞めてしまう人は少なくありません。
しかし、決断する前に一度は同僚に相談しておくことはしておいた方がいいでしょう。自分がいかに辛いと感じていても、同僚は平然と働いているという事実があるかもしれません。その違いは何なのかを明らかにしておくことが、重要になります。単純に仕事に求めていることや人間関係の好き嫌いなどが同僚と異なっている場合には仕方ないという諦めの境地に達することができ、思い切って辞める決断ができるでしょう。
しかし、同じような考え方を持っていながらも働き続けようという意志が同僚にあった場合には、そこから何かを学べる可能性があります。今まで深刻に考えていた人間関係の問題は、ただの思い過ごしであったことに気付かされるかもしれません。
仕事の内容に満足できないと思っていても、実は看護部長に相談すれば内容を変えてもらえるということを教えてもらえる場合もあるかもしれません。自分一人で抱えてしまっていると、職場の実情がわからない部分が多く、同僚に相談してみると見えなかった側面がはっきりとしてくることは少なくありません。自分が考えていた辛さは、実は大したものではなく、悲観的な考え方が辛さを増幅してしまっていたと気づくこともよくあることです。
辞める決断をしてからでは取り返しがつかないため、辞めたいという気持ちに駆られたらまずは同僚に相談することから始めると良いでしょう。